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  • 2012.03.30 Friday
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せんせーとわたしのこれまでの話

せんせーとわたしは『コストを払う』
せんせーとわたしの『優先権』
せんせーとわたしのタッグデュエル
せんせーが一人で超特化(そばにわたし)
せんせーとわたしの特殊裁定・PP
せんせーとわたしの仕組まれたクイズ
せんせーとわたしの卑怯封殺
せんせーとわたしのカウントダウンシリーズ
せんせーとわたしのどきどきスイッチ
せんせーとわたしの無敵殺し
わたしのドラゴンシリーズ
せんせーとわたしのお友達大戦シリーズ
せんせーとわたしのカウンターシリーズ
せんせーとわたしの吸収融合シリーズ
せんせーとわたしのシステマチック(偽)シリーズ
せんせーのデッキ破壊1ターンキルシリーズ
せんせーとわたしのザ・ワールド
せんせーとわたしのドリルシリーズ
せんせーはわたしのハンドレスシリーズ
せんせーとわたしの光と闇の竜シリーズ
せんせーとわたしの被戦闘要員シリーズ
せんせーとわたしのシンクロ召喚シリーズ
せんせーとわたしのユニコールシリーズ
せんせーとわたしのジャンク・シンクロンシリーズ
せんせーとわたしのダブルチューニングシリーズ
せんせーとわたしの友達の機皇帝
せんせーとわたしの『巻き戻し』
せんせーとわたしの友達の『巻き戻し』
せんせーとわたしの超融合シリーズ
せんせーとわたしの究極竜騎士シリーズ
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せんせーとわたしの友達の無色同盟シリーズ
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せんせーとわたしのマキュラまきゅりん
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せんせーとわたしのゴッドフェニックス(それはどうかな?)
せんせーとわたしのダイス大嫌い
せんせーとわたしのウイ……?
せんせーとわたしのアウトインアウト
せんせーとわたしの同調超越・オーバーシリーズ
せんせーとわたしのここからの話

せんせーとわたしの友達(・)

(集いし夢の決闘が新たな進化の扉を開く。エクシーズ召喚! 希望の力!)『現代編』

[『せんせー』! それではー、マッチ戦を続ける前に、エクシーズ召喚について教えてあげるのですよー!]
どうやら、きみは『わたし』のキャラクターを奪ったままのようだね。
[それではですねー、エクシーズ召喚のやりかたなのですけどー]
大体のところは、実際に見てわかったよ。知りたいのは前回で意見の食い違った処理だ。
[ははー。『せんせー』。遊戯王世界での『大体わかった』は、『まるでわからない』と同じなのですよー]
それは……そうかもしれないけどね。
[ではですねー、エクシーズ召喚はシンクロ召喚と似た準備をするのですよー]
だけど、どうやらエクシーズ素材はチューナー非チューナーを選ばないようだね。
[そーなのですよー。エクシーズ召喚に使うモンスターは、レベルが同じカードであれば、どんなモンスター同士でもいーのですよー]
それは、よくよく考えると恐ろしいことだね。シンクロ召喚の登場時には『《死者蘇生》でチューナーを奪えばどんなデッキでもシンクロできる』からエクストラデッキを15枚用意することが常識になったけど、エクシーズ召喚は《死者蘇生》の入っていないデッキですらその要素を使えるわけか。
[狙って出すのは難しーのですけどー、狙わず出すのはシンクロ召喚よりも簡単なのですよー]
だけど、そのステータスはシンクロモンスターよりは劣っているようだね。……もっとも、ぼくはまだ二種類のエクシーズモンスターしか見ていないから、それは早とちりの可能性もあるのかな。
[『せんせー』。それよりもですねー、《ボルト・ヘッジホッグ》のことなのですよー]
おっと、そうだった。場にチューナーがいることで自己再生効果を使った《ボルト・ヘッジホッグ》は、いかなる方法で場を離れようと除外される。《王宮の鉄壁》で除外自体を封じられている場合はさすがに墓地に送られるけど、しかし、前回ではそんなこともないのに《ボルト・ヘッジホッグ》が除外されず墓地に送られていたね。

[それはですねー、《ボルト・ヘッジホッグ》がエクシーズ素材になっていたからなのですよー]
それはどういうことかな?
[『せんせー』。ただ質問を繰り返すだけなら、素直にルールを確認すればどうでしょうか。この世界のルールはすでにエクシーズ召喚に対応した『マスタールール2』へ進化しています。その気になれば、一応は識者設定の『せんせー』は一行で事情を理解できるでしょう]
しかし、手近にルールブックやWikiへの入り口が見当たらないようだからね。きみに訊くしかないんだよ。
[では仕方ありませんね。エクシーズ召喚にはシンクロ召喚と違う部分がいくつかありますが、その最たるものは素材を墓地に送らずエクシーズモンスターの下に重ねて置くことです]
たしかにそれは奇妙だね。墓地へモンスターを送らせないための措置なんだろうけど、その『下』というのは、新たなカード領域なのかな。
[新たな領域かどうかは難しいところですね。俗にオーバーレイ・ユニットとも呼ばれるエクシーズ素材ですが、このカードは場のカードとして扱われません。また、エクシーズ召喚の際にモンスターがエクシーズ素材となった場合、それは場から離れたものとして扱いません]
……よくわからないな。
[つまり、《ボルト・ヘッジホッグ》は蘇生効果を使えば『場から離れる場合、代わりに除外される』ことになりますが、エクシーズ素材となることは場から離れる行為ではないため、除外されないということです]
なるほど。たしかに、場から離れないなら除外はされないね。
[そして、エクシーズ素材は場のカードとして扱いませんから、その《ボルト・ヘッジホッグ》がエクシーズ素材として取り除かれる場合も、また除外されることはありません]
……ええと、どういうことかな。
[有り体に言うと、《ボルト・ヘッジホッグ》は『場から離れることなく場のカードでなくなったため、除外される機会がなくなった』ということですね]
そんなことがありえるのかな。
[エクシーズ召喚にならありえます。従って、墓地に《ボルト・ヘッジホッグ》が二体以上いる場合、チューナーを場に用意するだけでノーコストの《ガチガチガンテツ》が誕生するということにもなります]
そう考えると、攻撃性のない《ガチガチガンテツ》も、何だか強いカードに見えてくるね。
[《ガチガチガンテツ》の性能など関係なく、ここに《キャノン・ソルジャー》でも並べてしまえばランク2エクシーズモンスターの連続射出コンボでデュエルが決着するのですが、つまりはそういう理屈です。これで前回の件に納得が行ったでしょうか]
とりあえずは納得できたかな。それじゃあ、また次の機会に。
[いえ。前回のデュエルはあくまで通常のデュエルですから、当然ながらマッチ戦です。わたしはすでにサイドチェンジを済ませているので、先攻後攻は『せんせー』の好きなようにどうぞ]
……仕方ないな。それじゃあ、ぼくは先攻を貰うとしよう。
〜【テックジーナス】VS【神炎皇ウリア】〜
ぼくのターン。ドロー。
/友:手札5 LP8000
/せ:手札6 LP8000
カードを5枚伏せてターンエンドだよ。
[わたしのターン。ドロー]
/友:手札6 LP8000
/せ:手札1 LP8000 伏せ×5
[モンスターを守備表示。カードを3枚伏せてターンエンドです]
そのエンドフェイズ、ぼくは《神の恵み》を発動するよ。そしてぼくのターン! ドロー!

/友:手札2 LP8000 裏守備×1 伏せ×3
/せ:手札2 LP8500 神の恵み 伏せ×4
メインフェイズ、伏せていた《メタル・リフレクト・スライム》を発動。さらに《死霊ゾーマ》を発動。

[どうぞ。《神炎皇ウリア》でしょうか]
その通り! 《神の恵み》・《メタル・リフレクト・スライム》・《死霊ゾーマ》の3枚を墓地に送り、《神炎皇ウリア》を特殊召喚! そして特殊召喚時、セットされた魔法・罠破壊効果を発動! 中央のカードを破壊させてもらおう!

[では中央のカードこと《激流葬》を発動するとしましょう]
おっと、それはどうかな?
[《神炎皇ウリア》には破壊耐性もありませんし、わたしの場の《ガンバラナイト》共々墓地送りになりますね]

……悪かったね。その守備モンスターが死ぬのはまだだよ。《神炎皇ウリア》の効果にきみが魔法・罠をチェーンすることはできないから、《激流葬》はおとなしく破壊されるしかないんだ。
[……『せんせー』。《神炎皇ウリア》の破壊効果の分類は何でしょうか]
どう見ても起動効果だよ。それがどうかしたのかな。
[では、しっかりとルールを見直すことをお勧めします。『マスタールール』が『マスタールール2』になった際の大きな違いはその一点にあるのですよ。項目は『マスタールール2』の『起動効果発動』です]
『マスタールール2』……それもどこかで聞いた響きだね。ぼくが知らない間に、ルールが新しくなっていたのか。
[ええ。そして『マスタールール2』の世界では、モンスターの召喚・反転召喚・特殊召喚時の優先権では起動効果が使えなくなっています]
へえ……なぜかな。ぼくの《神炎皇ウリア》は死にたがっているみたいだ。
[それは当然ですね。かつては《激流葬》に耐性を持っていたも同然の《神炎皇ウリア》は、残念ながら現在ではその性能を著しく落としています。特殊召喚後に一休みしなければ効果の使えない大型効果モンスターなど、ただ除去を待つかませ役でしかないでしょう。わたしの宣言した通り、《激流葬》で《ガンバラナイト》共々墓地に沈んでもらいますよ]
……仕方がないな。それじゃあ、カードを一気に4枚も消費してしまったけど、さらに1枚伏せてターンエンドだよ。
[わたしのターン。ドロー]
/友:手札3 LP8000 伏せ×2
/せ:手札0 LP8500 伏せ×3
[メインフェイズ、手札から《デブリ・ドラゴン》を通常召喚します]
……それはいいけど、墓地にはレベル4モンスターしかいないはずだよ。
[『せんせー』には聞いたことをすべて忘れる機能でも備わっているのでしょうか。わたしは墓地からレベル4《ガンバラナイト》を特殊召喚!]

しかし《デブリ・ドラゴン》は特殊召喚したモンスターの効果を無効化し、レベル4モンスターとはシンクロ召喚できない。弱小モンスターを攻撃表示で並べて……ああ! エクシーズ召喚!
[ようやく気付いたようですね。止める手立てがないのなら展開させてもらいましょう。レベル4の《ガンバラナイト》と《デブリ・ドラゴン》をオーバーレイ!]
レベル4同士のエクシーズ召喚……ということは、前の時に出たモンスターじゃない!
[《No.39 希望皇ホープ》!]

……あれ? 何だか、どこかで見たような、変な名前のモンスターが出たね。
[そうでしょうか。これは平仮名に開いても『なんばーず・さんじゅうきゅう・きぼうおう・ほーぷ』という、至って普通の名前のカードですよ]
突っ込みどころだらけで突っ込めないな……しかし攻撃力が2500となると、エクシーズ召喚は思ったほど弱小でもなさそうだね。
[バトル! 《No.39 希望皇ホープ》で『せんせー』にダイレクトアタックするのですよー!]
トラップ発動! 《グラヴィティ・バインド−超重力の網−》! レベル4以上のモンスターの攻撃をすべてシャットアウトする!

[『せんせー』! そんなカードは効かないのですよー!]
まさか! ……そうか! そのダークシンクロめいたデザイン! まさか本当に、エクシーズモンスターはレベルマイナスのモンスター!
[いいえ。たしかにエクシーズモンスターは通常のレベルと異なる概念を持ちますが、その異なりかたはダークシンクロモンスターとは違います]
……それは、たしかに実際にレベルマイナスなんて概念を持ち出すと、この手のレベル系処理が難しくなるからね。すると、どういった概念を持っているのかな。
[エクシーズモンスターにはレベルの概念が一切ありません。レベル0ですらなく、魔法や罠のように、そもそもレベルというステータスが一切備わっていないのですよ]
そんな馬鹿な! その左から並んでいる星は、まさか飾りと言うつもりか!
[いいえ。これはエクシーズモンスターのみが持つ『ランク』というステータスです。エクシーズモンスターの『ランク』は、エクシーズ召喚に使うモンスターのレベルと同一の数値になります。《ガンバラナイト》と《デブリ・ドラゴン》のレベルは4。よって呼び出した《No.39 希望皇ホープ》のランクも4なのです]
レベルを持たないモンスター? ……ということは、つまり。
[いえ。つまりもなにもなく、単に『せんせー』の発動した《グラヴィティ・バインド−超重力の網−》こそが飾りとなり、ダイレクトアタックが成立するというだけなのですが]
うわああー!
[カードを1枚伏せてターンエンドです]
ぼくのターン! ドロー!
/友:手札1 LP8000 No.39(2)伏せ×3
/せ:手札1 LP6000 超重力の網 伏せ×2
メインフェイズに《スピリットバリア》発動! ぼくの場にモンスターがいる限り、ぼくへのダメージは0になる!

[そのカードを今発動するということは、二体目の《神炎皇ウリア》が手元にあるということでしょうか]
そうとも! さらに最後の伏せカード《アストラルバリア》も発動!
[……そのカードは!]

そして《グラヴィティ・バインド−超重力の網−》と《スピリットバリア》と《アストラルバリア》を墓地に送り《神炎皇ウリア》を特殊召喚! 攻撃力は6000だ!
[召喚を無効にしません]
特殊召喚時の優先権を放棄!
[どうぞ好きなように]
《神炎皇ウリア》の効果発動! きみの……さっき伏せたカードを破壊!
[なるほど。しかしハズレと言わざるを得ません。破壊されたのは《魔法の筒》です]

なんて危ないカードを伏せるんだ! バトル! 《神炎皇ウリア》で《No.39 希望皇ホープ》を攻撃!
[《No.39 希望皇ホープ》の効果発動! オーバーレイ・ユニットことエクシーズ素材こと《ガンバラナイト》を墓地に送り、モンスターの攻撃を無効にします]
ターンエンド!
[わたしのターン。ドロー]
/友:手札2 LP8000 No.39(1)伏せ×2
/せ:手札0 LP6000 ウリア
[伏せていた《リミット・リバース》を発動。《ガンバラナイト》を特殊召喚します]
どうぞ。ぼくには伏せカードがないから、好きに展開していいよ。
[それでは、手札から《地獄の暴走召喚》を発動]
…………。

[デッキより二体の《ガンバラナイト》を特殊召喚!]
どんなにがんばったところで、それは攻撃力0のモンスターだよ!
[『せんせー』。わたしの前で《ガンバラナイト》を貶めることは許しませんよ。このモンスターは攻撃されても守備表示となり、守備力1800で守りを固めることができます]
それは、たしかに《地獄の暴走召喚》と相性がいいことになるんだろうけど……でも、《リミット・リバース》で出たモンスターは守備表示になると死んでしまうから、その一体だけは無防備なままだね。
[まさか。《ガンバラナイト》に仲間はずれはありませんよ。わたしはレベル4の《ガンバラナイト》と《ガンバラナイト》と《ガンバラナイト》をオーバーレイ!]
……三体でエクシーズ召喚!? だけど、シンクロ召喚と違って、エクシーズ召喚には使用モンスターの数が定められているはずだ!
[その通りですよ。よって『レベル4モンスター×3』と書かれたモンスターをエクシーズ召喚!]
なにがくる……?
[《ヴァイロン・ディシグマ》! このモンスターは攻撃力2500ですが、その効果はナンバーズの希望皇ホープをすら上回ります。『せんせー』はエクシーズモンスターを知らなかったようですから、ここで効果確認をさせてあげましょう]
どれどれ……なるほど。

[この効果により、『せんせー』の場に表側攻撃表示で存在する《神炎皇ウリア》を《ヴァイロン・ディシグマ》に装備させてもらいましょう]
ちょっと待った! その効果を発動するためにはエクシーズ素材を墓地に送る必要がある! 仲良く三体連なっている《ガンバラナイト》のうち一体は仲間はずれになるはずだ!
[そう言われてしまうと、たしかにそれはその通りですね。しかし、デュエルはすぐに終わるのでそれほど寂しくもないでしょう。エクシーズ素材の《ガンバラナイト》1枚を墓地に送り、《神炎皇ウリア》を装備!]
……どうぞ。
[バトル! 《No.39 希望皇ホープ》で『せんせー』を攻撃!]
ぐわあー!
[さらに《ヴァイロン・ディシグマ》で攻撃。これで『せんせー』のライフポイントは残り1000、すなわち風前の灯ですよ]
くそう! ぼくはてっきり、このデュエルが神炎皇VS希望皇の図になるのかと思っていたよ!
[なにを言っているのでしょうか。ナンバーズでもないウリア程度はどんな方法で除去しても問題ないのですよ。それよりも、手札0の【神炎皇ウリア】に勝ちパターンはないはずです。サレンダーしますか?]
ううん……たしかに絶望的だけど、ここは最後まで諦めずに戦うよ。
[その言葉には少し不愉快なものがありますね。なぜでしょうか]
それはキャラぶれだよ。ぼくのターン。ドロー。サレンダー。メインフェイズ。
/友:手札1 LP8000 No.39(1)ディシグマ(2)(装備)ウリア リミット 伏せ×1
/せ:手札1 LP1000
[『せんせー』。正気を取り戻すことをお勧めします。サレンダーが成立すればメインフェイズは訪れませんよ]
それもそうだね。じゃあ、ドロー。サレンダー。また次の機会に。これでいいかな。
[一応、可能であればデュエルを続行すべきだと思いますが]
可能ではあるけど……マナー違反を承知でドローカードを明かさせてもらうよ。《スキルドレイン》だ。ライフポイント1000でこのカードを引いても、さすがにどうしようもないからね。

[なるほど。そのカードを入れていたのですか。それでは引き続いてデュエルしましょう]
……あれ?
[その《スキルドレイン》を伏せるのも手札に抱えるのも自由ですが、ターンを渡してもらわなければデュエルの決着がつきません。どうぞお好きなほうを]
……ええと、それじゃあ、場に伏せて、ターンエンド。
[わたしのターン。ドロー。《No.39 希望皇ホープ》で攻撃します]
……ぐあー。
/友:手札2 LP8000 No.39(1)ディシグマ(2)(装備)ウリア リミット 伏せ×1
/せ:手札0 LP0000 伏せカード(スキルドレイン)
[それでは、これでようやく未来編こと新たな現代編の開幕ですね。これ以降は『マスタールール2』の世界に対応したピンポイントレッスンが始まります。次回からは場を移して、『5D’s』の看板を捨てたピンポイントレッスンを始めるとしましょう]
ちょっと待った。5D’sの看板を外しても、代わりに入れるものがないよ。
[ありますよ。この時代の遊戯王OCGは5D’sではなく『ZEXAL』なのです。よって、次回からは生まれ変わった『遊戯王ZEXAL ピンポイントレッスン』が始まり、『5D’s』時代は今回で終わってしまうというわけですよ]
へええ……ぼくがちょっと目を離している隙に、色々と変わっていたんだね。
[目を離していることに気付きながら、その間に変わったルールに異を唱えていたのですか。とても『せんせー』らしからぬ『せんせー』ですね。それでは、ここでその偽りに満ちた立場はわたしが代わりに貰っておくとしましょうか]
それは何の話かな。
[ナンバーズ同士の戦いでは敗者が吸収されるのが『ZEXAL』の世界ですからね。過去編でのやり取りを見たところでは『せんせー』はオーバーレイ・ユニットを着脱できるようですし、十分にエクシーズモンスターの資格はあるでしょう。隠し番号のNo.151あたりとして吸収させてもらいますよ]
なにを言っているのか……わあああ!
[ごちそうさまでした。これにて『おともだちせんせー』の完成です。わたしの【同調同超越】デッキを【テックジーナス】デッキと勘違いする『せんせー』程度は、いなくなっても問題ないでしょう]

[じゃあ、また次の機会に]
JUGEMテーマ:遊戯王

せんせーとわたしの友達(/)

(集いしカードが新たな世界の鍵となる。光の中から始まる物語)『未来編』

[『せんせー』! それではですねー、今回は、何と未来編の話なのですよー!]
ちょっと待った。そのキャラは完全に『わたし』とかぶっているから、できればやめてくれないかな。
[しかし『せんせー』。現在の『わたし』は頭の中がクリアマインドでかっとビング状態のため、本来のキャラから外れているのですよ。それはつまり、わたしがその本来のキャラを演じたところでキャラかぶりにはならないということです]
それは強引な理屈だね。
[強引であろうと理屈は理屈です。つまりはただの気休めですね。さて、それでは『せんせー』。わたしは久々に登場したので、これはどう考えてもデュエルせざるを得ない状況です。適当なデッキで構わないので、相手になってもらいますよ。先攻後攻はどうぞお好きなように]
ちょっと待った。『わたし』がおかしくなっていることを無視して仲良くデュエルなんて、なにか間違っていないかな。
[心配には及びませんよ。このデュエルが終われば『わたし』はある程度正常になりますからね]
デュエルが何でも解決するということか……。それじゃあ、ぼくは先攻を取ろう。
[では、通常のルール規定に則ってデュエルしましょう。ああ、いえ、『せんせー』には説明が必要でしたね。デュエルはまずドローフェイズから始まります。次に/
その手の説明は不要だよ。それじゃあ……このデッキを使ってみようか。
[『せんせー』。《時械神メタイオン》のカードスリーブとは、珍しいものを持っていますね]
デタラメを言わないでほしいな。それじゃあ始めるよ。
〜【――――――】VS【――――――】〜
ぼくのターン。ドロー。カードを4枚伏せてターンエンドだよ。
[わたしのターン。ドロー]
/友:手札6 LP8000
/せ:手札2 LP8000 伏せ×4
[なるほど。どうやら【神炎皇ウリア】のようですが、その手の推測を口にするのはマナー違反ですね。ではスタンバイフェイズ]
メインフェイズまで、なにもないよ。
[では手札から《撲滅の使徒》を発動。その伏せカードを破壊したのち除外しましょう]
それはまずい! 対象となった《メタル・リフレクト・スライム》を発動! これにより《撲滅の使徒》の除去効果は働かない!

[十分ですよ。それでは、わたしは手札から《TG ストライカー》を特殊召喚!]
【テックジーナス】だったのか!
[その手の憶測を口にするのは反則的ですよ。続いて、特殊召喚成功により手札から《TG ワーウルフ》の効果発動。特殊召喚します]
構わないよ。
[では《TG ワーウルフ》を特殊召喚。続いて、《TG ワーウルフ》の特殊召喚成功によりさらなる《TG ワーウルフ》の効果発動です]
……どうぞ。

[二体目の《TG ワーウルフ》を特殊召喚。なにもなければ/
なにかあるよ! その特殊召喚成功時に《不協和音》を発動! きみのシンクロ召喚を妨害させてもらおう!
[では手札から《サイクロン》を発動。《不協和音》を破壊します]
それは困るな。《宮廷のしきたり》を発動しよう。これにより、永続トラップの《不協和音》は破壊を受けない!

[なるほど。それでは、二体目の《TG ストライカー》を通常召喚します]
……話を聞いていなかったのかな。弱いシンクロ素材を出したところで、破壊できない《メタル・リフレクト・スライム》と《不協和音》の前には意味がないよ。
[そうでもありませんよ。わたしの場には《TG ストライカー》と《TG ワーウルフ》が二体ずつ。シンクロ召喚できないと言うのなら、エクシーズ召喚をするまでです]
まさか、オリジナルカードを使うつもりかな。
[使うのはあくまでオフィシャルカードですよ。それでは、ここで未来編の片鱗を見せてあげましょう]
よくわからないけど、お好きなように。
[レベル2の《TG ストライカー》と《TG ストライカー》をオーバーレイ!]
……チューナー同士で? それは新しいシンクロ召喚かな。
[いいえ。これは儀式召喚でも融合召喚でもシンクロ召喚でもない新たな特殊召喚方法です。《ガチガチガンテツ》をエクシーズ召喚!]

そのカードは!
[おや。見覚えがあるのでしょうか。『せんせー』はエクシーズモンスターを知らないまま未来編を迎えるものとばかり思っていたのですが]
まさかOCGにダークシンクロ召喚が出るとは思わなかったな。すでにシンクロモンスターとして出た《ワンハンドレッド・アイ・ドラゴン》たちはどうすればいいんだろうね。
[……まあ、いいでしょう。続いてレベル3の《TG ワーウルフ》と《TG ワーウルフ》をオーバーレイ!]
おっと。《TG ワーウルフ》はチューナーじゃないよ。
[チューナーであろうとなかろうと、エクシーズ召喚には問題ありません。《グレンザウルス》をエクシーズ召喚!]

……そういえば、レベルの同じモンスターを素材にするとダークシンクロの結果はゼロになるはずだけど、これはどういうことなのかな。
[それは最初から『せんせー』の勘違いですよ。エクシーズ召喚はシンクロ召喚とは関係のない召喚方法です。この通り、エクシーズ素材を墓地へ送らずカードの下に重ねていますから、これだけでも違いがわかるでしょう]

本当だ。よく見ると、ダークシンクロとは星のデザインが違うね。
[デザインが完全に同一であったところで、別物は別物です。とはいえ、星の数を揃えて素材にするという意味では、シンクロ召喚と似ているので理解しやすいかもしれませんね]
さっぱり理解できないけどね。こんなモンスターが出ていたとは知らなかったよ。
[しかし、知らなかったこととデュエルの進行とは関係しません。見世物としてもこのあたりで十分でしょう。わたしは手札もなく戦闘でも勝てそうにないので、ターンエンドします]
ぼくのターン。ドロー。
/友:手札0 LP8000 ガチガチ(守備/2)グレン(2)
/せ:手札3 LP8000 リフレクト(守備)不協和音 しきたり 伏せ×1
それじゃあ、ドローフェイズの段階で伏せカードの《無差別破壊》を発動しよう。

[構いませんが、そんなネタカードを使ってどうするつもりだったのでしょうか]
【神炎皇ウリア】のいいところは、何となく使ってみたい永続トラップを何となく入れてもバチが当たらないところだよ。スタンバイフェイズ、《無差別破壊》の効果発動! ダイスロール!
[《無差別破壊》はサイコロを振るカードであって、別のゲームを始めるカードではなかったはずですが]
これは単なる掛け声さ。サイコロの目は……
[どうやら2ですね。しかし、『せんせー』。この手のギャンブルカードはご都合主義な展開を生むのに便利すぎるため、できれば使わないほうがいいでしょう]
それもそうだね。今後は気分次第で控えておくとして、とりあえず今この場では《ガチガチガンテツ》を破壊させてもらおう!
[《ガチガチガンテツ》をその程度で破壊できると思ってもらっては困りますね]
そのカードテキストなら、さっき見たところだから覚えているよ! 『破壊される場合、代わりにエクシーズ素材を取り除くことができる』! ……エクシーズ素材を取り除く? 何だか、どこかで聞いたような表現だけど……。
[それはおそらく『わたし』からでしょうね。その通り、《ガチガチガンテツ》は単なる破壊効果には負けません]
だけど、その効果はエクシーズ素材あってのものだ! 残り二つのエクシーズ素材を一つに減らしてもらおうか!
[『せんせー』。それでは、デュエル前に切って捨てられたルール説明を再開しましょう。エクシーズモンスターはレベルを持たないモンスターです]
……なにを言っているのかな。いや、そうか。ダークシンクロモンスターに似たデザインということは、そのレベルは−2ということか!
[それは早合点の早とちりですね。繰り返し言いますが、エクシーズモンスターはレベルを持ちません。この左から並んだ星は、レベルではなく/
ちょっと待った。言っている意味がまるでわからないよ。
[つまり、《無差別破壊》が何度発動しようと、エクシーズモンスターが破壊されることはありません]
なるほど、理解したよ。それじゃあメインフェイズ、《メタル・リフレクト・スライム》と《宮廷のしきたり》と《無差別破壊》を墓地に送って《神炎皇ウリア》を特殊召喚するよ。
[どうぞ]

《神炎皇ウリア》の攻撃力は3000! バトル! とりあえずは攻撃表示の《グレンザウルス》に攻撃!
[普通に戦闘破壊されます]
よし……何となくわかってきたよ。エクシーズモンスターはシンクロモンスターよりも弱い存在のようだ! これでターンエンド!
[わたしのターン。ドロー。カードを伏せてターンエンドです]
ぼくのターン! ドロー!
/友:手札0 LP7400 ガチガチ(守備/2)伏せ×1
/せ:手札3 LP8000 ウリア(3000)不協和音
メインフェイズ!
[どうぞ]
《神炎皇ウリア》の効果発動! きみの伏せカードを破壊する! この効果に相手の魔法・罠がチェーン発動することはできない!
[では仕方ありませんね。発動したくても発動できなかった《リミッター・ブレイク》は破壊されます]
そのカードは!
[デッキより《スピード・ウォリアー》を特殊召喚!]

どうしてそんなカードがあるのか……いや、推測するだけ無駄だね。バトル! 《神炎皇ウリア》で守備表示の《スピード・ウォリアー》を攻撃だ!
[《スピード・ウォリアー》は破壊され墓地に送られます]
さらにカードを1枚伏せてターンエンド!
[わたしのターン。ドロー]
/友:手札1 LP7400 ガチガチ(守備/2)
/せ:手札2 LP8000 ウリア(3000)不協和音 伏せ×1
[《不協和音》の効果は次のターンが終われば消えますね。しかしそれはどうでもいいことです。《カードガンナー》を召喚!]
インチキ効果を使う気か!
[召喚を妨害しないようですね。それでは効果を使いましょう。コストとしてデッキの上から《グローアップ・バルブ》、《ボルト・ヘッジホッグ》、《ボルト・ヘッジホッグ》の3枚を墓地に送ります]

……なにか違和感があるな。何だろう?
[シンクロ召喚できない今この時にチューナー関連のカードばかりが墓地へ送られたからでしょうね。《グローアップ・バルブ》の蘇生効果発動。妨害があればどうぞ]
妨害したくなったら口を挟むから、それまでは自由にやってくれて構わないよ。
[わかりました。ではデッキの上に偶然控えていた《ネクロ・ガードナー》を墓地に落としつつ自己再生。チューナーがいることで墓地の《ボルト・ヘッジホッグ》の効果を発動。自己再生。もう一体も自己再生します]

構わないよ。
/友:手札0 LP7400 ガチガチ(守備/2)ガンナー バルブ(守備)ボルト(守備)×2
/せ:手札2 LP8000 ウリア(3000)不協和音 伏せ×1
[では、レベル2の《ボルト・ヘッジホッグ》と《ボルト・ヘッジホッグ》をオーバーレイ! 二体目の《ガチガチガンテツ》をエクシーズ召喚!]
構わないけど……エクシーズ召喚は同名モンスターでしか行えないのかな?
[そんなことはありませんよ。今回はこれでターンエンドです]
ぼくのターン! ドロー!
/友:手札0 LP7400 ガチガチ(守備/2)×2 カードガンナー バルブ(守備)
/せ:手札3 LP8000 ウリア(3000)不協和音 伏せ×1
メインフェイズに《マジック・プランター》を発動! 期限切れ直前の《不協和音》を墓地に送って2枚ドロー! バトルフェイズに《神炎皇ウリア》で《カードガンナー》を攻撃!

[攻撃力は4000ですか。甘んじて受けておきましょう]
素材を2枚持った《ガチガチガンテツ》が二体ということは……《カードガンナー》の攻撃力は1200だったから、2800の超過ダメージだ。
[そして、《カードガンナー》が破壊されたことでカードを1枚ドローします]
構わないよ。カードを2枚伏せてターンエンド。
[わたしのターン、ドロー]
/友:手札2 LP4600 ガチガチ(守備/2)×2 バルブ(守備)
/せ:手札2 LP8000 ウリア(4000)伏せ×3
[さすがに、エクシーズ召喚だけではうまく戦えそうにもありませんね]
それはそうだろうね。《ガチガチガンテツ》にしても《グレンザウルス》にしても、とても戦闘能力が高いとは言えないな。高攻撃力の《神炎皇ウリア》には/
[メインフェイズに魔法発動。《ブラック・ホール》です]
……どうぞ?
[では場のモンスターすべてが破壊され墓地に送られたところで/
ちょっと待った! きみの場の《ガチガチガンテツ》はエクシーズ素材と破壊耐性効果を持っている! それを使えばまだ生きられるはずだ!
[ええ。たしかに本人たちもそう言っていたのですが、ただ頑丈な程度で《ブラック・ホール》に耐えられるはずはありませんからね。『代わりに取り除くことができる』ということは、取り除かずに見捨てることもできるわけです。場持ちが良すぎて邪魔になってきたため、そろそろ休んでもらうことにしました]
そんな! 何のための……そのカードは!
[手札から《貪欲な壺》を発動。天敵の《不協和音》が消えた今、もはやシンクロ召喚をためらう必要はありませんね。墓地の《TG ワーウルフ》二体と《ガチガチガンテツ》二体と《グレンザウルス》一体を選択し、デッキとエクストラデッキに戻して2枚ドロー]
おっと! だけど、ぼくの場には伏せカードがあるんだよ!
[しかし、間違っても《不協和音》を複数入れたデッキは存在しないでしょう。それでは、わたしは《ジャンク・シンクロン》を召喚します。効果で墓地の《グローアップ・バルブ》を特殊召喚]

構わないよ。つまり、こういう場だね。
/友:手札1 LP4600 ジャンクロン バルブ
/せ:手札2 LP8000 伏せ×3
[そういう場ですね。さらに墓地からの特殊召喚成立により手札の《ドッペル・ウォリアー》を特殊召喚!]
どうぞ。

[そして場にチューナーがいることにより、墓地の《ボルト・ヘッジホッグ》を特殊召喚]
ちょっと待った。
[チェーン発動ですか。どうぞ]
墓地を確認するよ。……きみの墓地には自己再生効果を使用済みの《ボルト・ヘッジホッグ》が二体いるようだけど、これらは本来除外されているはずだよ。
[……なるほど。『せんせー』。模範的な勘違いをしていただいたところでですが、エクシーズ召喚のルールに従った場合、《ボルト・ヘッジホッグ》は除外されることがありません]
おっと、ワガママルールの発動は認められないな。自己再生した《ボルト・ヘッジホッグ》は、除外を封じられない限りは直接墓地に行ったりしないよ。

[わかりました。その点については次回で説明しましょう。このデュエルにおけるジャッジはわたしなので、《ボルト・ヘッジホッグ》は問題なく蘇生できます]
そんな馬鹿な!
[《ボルト・ヘッジホッグ》を墓地より特殊召喚。レベル2《ドッペル・ウォリアー》とレベル2《ボルト・ヘッジホッグ》にレベル1《グローアップ・バルブ》をチューニング!]
……仕方ない。次回で事情を聞くとして、今はシンクロ召喚を受け入れるとしよう。
[『リミッター解放、レベル5! レギュレーターオープン! スラスターウォームアップ、オーケー! アップリンク、オールクリアー! GO! シンクロ召喚! カモン!《TG ハイパー・ライブラリアン》!』]
どうぞ。

[《ドッペル・ウォリアー》の効果発動。シンクロ素材となったことで、ドッペル・トークンを二体場に出します]
構わないよ。
[さらに墓地に残るもう一体の《ボルト・ヘッジホッグ》の効果発動! 場にチューナーモンスター《ジャンク・シンクロン》がいることにより自己再生。そしてレベル2《ボルト・ヘッジホッグ》にレベル3《ジャンク・シンクロン》をチューニング! 『集いし星が新たな力を呼び起こす。光さす道となれ! シンクロ召喚! いでよ、《ジャンク・ウォリアー》!』]
さらにパワーアップ効果……これは強くないかな。

[《TG ハイパー・ライブラリアン》の効果発動! そして《ジャンク・ウォリアー》の効果発動!]
一向に構わないよ。
[では弱小トークンの存在により《ジャンク・ウォリアー》の攻撃力は3100に。そしてカードを1枚ドローします]
……あれ?
[ドローした《死者蘇生》を発動。墓地の《グローアップ・バルブ》を特殊召喚して/
ちょっと待った。サレンダーしてもいいかな。
[お断りですよ。レベル1のドッペル・トークンにレベル1《グローアップ・バルブ》をチューニング! 『集いし願いが新たな速度の地平へ誘う。光さす道となれ! シンクロ召喚! 希望の力、シンクロチューナー、《フォーミュラ・シンクロン》!』……二体の効果で2枚ドローします]

そんな! てっきり、今回は初出のエクシーズ召喚が中心かと思っていたよ!
[新しく出たものが必ず主体になるとは限りませんよ。/それでは、勝たせてもらうのですよー!]
ここにきてキャラを変える意味がわからないな。
[レベル5の《TG ハイパー・ライブラリアン》とレベル5の《ジャンク・ウォリアー》にレベル2の《フォーミュラ・シンクロン》をチューニング! 『集いし星が一つになるとき、新たな絆が未来を照らす! 光さす道となれ! リミットオーバー・アクセルシンクロ! 進化の光、《シューティング・クェーサー・ドラゴン》!』]
……うん。
[バトル! 高攻撃カモンスターで『せんせー』にダイレクトアタックーッ!]
甘んじて受けよう。

/友:手札2 LP4600 シューティング・クェーサー・ドラゴン ドッペルトークン
/せ:手札2 LP4000 伏せ×3
[そして、再び『せんせー』にダイレクトアタックーッ!]
それじゃあ、攻撃宣言時の優先権を貰うよ。
[どーぞー]
そして貰った優先権を捨てる。はっきり言おう。発動を無効にする攻撃力4000の二回攻撃モンスターなんて、守備モンスターなしには耐えられないよ。
/友:手札2 LP4600 シューティング・クェーサー・ドラゴン ドッペルトークン
/せ:手札2 LP0000 伏せ×3
[ふむー。『せんせー』。伏せカードは何だったのでしょーかー?]
それは秘密だよ。次回でもデュエルをするはずだからね。
[そーですねー。それではー、次回はきちんとエクシーズ召喚の説明をしてあげるのですよー]
それよりも、次回では話しかたを戻してくれないかな。
[また次の機会にー]
駄目だ……完全になりきっている。
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せんせーとわたしの術計変遷(その1)

(奇を衒うほど弱点は増える。戦うための条件は相手の存在を認めること)『サイドデッキ』
「せんせー! 今回はサイドデッキの話なのですよー!」
……そうだね。
「どーしたのですかー?」
どうやら普通に戻ったようだね。それじゃあ話を始めようか。
「サイドデッキは、メインデッキ40枚に対して15枚で組むのですよねー」
正確には15枚までで、だよ。エクストラデッキと同様、サイドデッキの枚数は0枚でも構わない。
「しかし、サイドデッキはあればあるほどいーですからねー」
まあ、あって困るようなものでもないね。サイドデッキに入れようと思うカードがなくても、一応は用意しておいたほうがいいかな。
「せんせー。使いたいカードがなければ、用意はできないのですよー?」
だから、適当に手持ちのカードを引っ張り出して、見た目だけは15枚きっちりと用意しておくんだよ。
「見た目だけということはー、ほんとーは16枚用意するのですねー?」
ジャッジを呼ぼう。どこにいるかな。
「どこにもいないのですよー」
どこにもいないとしても、それは不正だから駄目だね。もちろん禁止・制限・準制限の約束を破っても駄目だ。
「ふむー。めんどーですねー」
サイドデッキは使う当てがなくても用意しておくべき、というのは、もしも自分のサイドデッキが0枚だった場合、相手が有利になるからなんだ。
「そーなのですかー? サイドチェンジで自滅する可能性はなくなりますからー、自分が有利になるかもしれないのですよー」
何の話をしているのかな。
「せんせーの話なのですよー」
……そろそろ、ぼくたちのキャラ設定は生まれ変わるべきじゃないかな。
「そーかもしれませんねー」
ともかく、サイドデッキは15枚用意できるのなら15枚用意したほうがいい。そして、さらにできるのなら、その内容は相性の悪いデッキへの対策を中心にするといい。
「相性の悪いデッキですかー。そんなデッキはありませんねー」
ないはずがないよ。とりあえず、大抵のデッキでは《次元の裂け目》が致命的になるから、魔法・罠破壊の《ツイスター》や《砂塵の大竜巻》をサイドデッキに入れることが多いかな。

「なるほどー。《砂塵の大竜巻》で相手の《次元の裂け目》を破壊して、さらに《ツイスター》で自分の《砂塵の大竜巻》を破壊するのですねー」
その《ツイスター》は、ライフポイントを調整するために使ったのかな。
「いーえ、ついでに発動したのですよー」
《冥府の使者ゴーズ》のために場を空けたんだと信じておこう。そうそう、相手が一気呵成に攻めてくるデッキの場合には、このゴーズや《バトルフェーダー》あたりを用意しておく手もあるね。

「せんせー。ゴーズは最初からデッキに入るのではー?」
そうすることが一般的だね。《冥府の使者ゴーズ》は制限カードだから1枚しか使えないものの、実は1枚も持っていないとしても相手が勝手に警戒してくれるほどの存在感と危険性を持ったカードだ。手札から効力を発揮する以上、その対処のしにくさは魔法や罠の比じゃないな。
「相手の加速を潰して、自分が加速するのですねー」
加速できるかはともかく、《冥府の使者ゴーズ》や《バトルフェーダー》は相手の計算を狂わせる。そして場に残るから、うまくすれば逆転の布石にもなってくれるだろうね。
「わかりましたー。《バトルフェーダー》はメインデッキに3枚入れたのですよー」
それは入れすぎじゃないかな。
「そーですかねー。サイドデッキにも3枚入れたのですけどー」
ジャッジはどこかな。ちょっと失格にしてもらおう。
「どーしたのですかー?」
きみがどうかしているんだよ。メインデッキとサイドデッキは、合わせて一つのデッキなんだ。だから同じカードを4枚以上入れることはできない。
「禁止カードを入れてもいけないのですかー?」
いけないよ。プロキシカードもオリジナルカードもトークンカードも入らない。……どうやら、また性能が落ちてきたようだね。
「エクシーズ素材がどこかに飛んで行ったのですよー」
よくわからないけど、飛んで行ったのは頭のネジじゃないのかな。
「せんせー。サイドデッキには《冥府の使者ゴーズ》と《バトルフェーダー》と《ツイスター》と《砂塵の大竜巻》と《次元の裂け目》を3枚ずつ入れればいーのですかー?」
色々と間違っているよ。とりあえず制限カードは1枚しか入れてはいけない。あとは……そうだね。自分が罠を使わないデッキなら、《王宮のお触れ》や《人造人間−サイコ・ショッカー》を用意しておくと二戦目からが有利になるよ。

「ははー。しかし、《王宮のお触れ》の効果は《人造人間−サイコ・ショッカー》で無効になるのですよー」
その場合、結局罠は無効にできているんだから、なにも問題はないはずだよ。
「そーですかねー?」
サイドデッキをきちんと用意する場合、内容の多くは【メタビート】で使われるようなカードたちか、二戦目以降に戦術を切り替えるための『第二のデッキ』になるだろうね。ぼくが好きなのは『第二のデッキ』のほうだけど、実際に必要とされるのは【メタビート】要素のほうかな。
「せんせー。先に【メタビート】の話をするべきなのですよー」
一度した話はもうしないよ。同じ結論が出ても別の結論が出ても、必ず失うものがあるからね。
「…………オーバーレイ!」
……段々と、話にまとまりがなくなってきているね。
「せんせー! サイドデッキが0枚の場合には、どーして相手が有利になるのですかー?」
おっと。急に正常になってきたね。
「再度エクシーズ召喚しましたからねー。オーバーレイ・ユニットが戻ってきたのですよー」
わかった。意味がわからないけど質問に答えよう。これは簡単な話で、自分がメインデッキ40枚、サイドデッキ0枚で戦いを挑んだ場合、サイドデッキを使うことは、もちろんできないね。
「そーですねー」
ということは、一戦目で相手がどれだけ相性の悪いカードを使おうと、二戦目以降に相手がどんなサイドチェンジを行おうと、一切対応することができないわけだ。たとえ《次元の裂け目》や《スキルドレイン》や《王宮の弾圧》で戦術を潰されたとしても、追加の《ツイスター》や《砂塵の大竜巻》で対抗することができない。
「せんせー。それでも、メインデッキに《サイクロン》はあるはずなのですよー」

《サイクロン》は必須カードだから、おそらくデッキには入っているだろうね。だけど、相手が異常なまでに妨害系永続カードばかりを用意していた場合、ただのメインデッキではそのすべてを駆逐することができない。《ツイスター》や《砂塵の大竜巻》をあらかじめ多く入れているはずもないから、つまり、サイドデッキがないと、できたはずの対策ができなくなるんだ。
「それはそーですけどー、そのくらいは最初からわかっていたのですよー」
まあ、これはサイドデッキが0枚の場合に自分が不利になる話だね。一方で、どうして相手が有利になるのかと言うと、それはデュエル前にサイドデッキの枚数を確認し合うルールがあるからだ。
「互いにサイドデッキを見せ合うのですねー?」
オーバーレイ・ユニットとやらが外れているんじゃないかな。言っていることは間違いでもないけど、あくまで確認し合うのは枚数だけだよ。中身を見せる必要はない。
「そーなのですよー」
またしても壊れてきているね。一定時間が経つと壊れる仕組みなのかな……。
「そーなのですよー」
それじゃあ手早く済ませよう。サイドデッキの枚数はデュエルを始める前に相手に知れてしまうから、こちらが0枚だとわかった相手は、デュエル中にこちらのデッキ内容を1枚でも多く把握しようとしてくる……かもしれない。
「かもなのですかー?」
相手のデッキを観察して観察して観察しなくても、使っているカードを10枚ほど見れば、大体のデッキ構成は読めるからね。
「そーですかねー? そんなことはないのですよー」
ええと……とにかく、サイドデッキは相手の……あれ、何の話だったかな。
「せんせーのエクシーズ素材を貰ったのですよー!」
なにを言っているのかわからないけど、そろそろ話を畳もうか。
「つまりですねー、サイドデッキは伏せカードのよーに『よくわからないけどきっと厄介』と思わせる存在ですからー、それがないと相手の警戒心がなくなるのですよー」
ちょっと待った。伏せカードがなくても《冥府の使者ゴーズ》が登場するように、サイドデッキがなくてもリストバンドにカードを/
「警戒心のない相手は好き勝手に攻めてきますからねー。その勢いをしのげずに負ければ、第二戦からは相手だけがサイドチェンジしますからー、さらに不利な戦いになるのですよー」
しのげればいいわけだね。
「いーえ、攻撃をしのいだとしても、戦いが長引いただけ、相手はこちらのデッキを把握してしまうのですよー。つまり、サイドデッキのない戦いは、戦う前から不利なのですよー」
なるほど。つまりはハンデ戦ということだね。格好良いじゃないか。
「自分から勝手に仕掛けるハンデ戦は、ただの自己陶酔なのですよー?」
おっと《マインドクラッシュ》だ。心が砕けて動けないよ。
「ははー。大変ですねー。エクシーズ素材を返してあげるのですよー」
……そうそう。あとは予備知識として、サイドデッキには融合モンスターやシンクロモンスターを入れることもできる。もちろん、それらを使うとなると、メインデッキではなくエクストラデッキと入れ替えることになるけど、できればサイドデッキには融合やシンクロよりも普通のカードを入れておこう。エクストラデッキの内容を入れ替えるよりも、メインデッキの内容を入れ替えるほうがデュエルには勝ちやすくなるからね。
「せんせー! エクストラデッキにふつーのカードを入れておいてですねー、エクストラデッキとサイドデッキを入れ替えたあとでサイドデッキとメインデッキを入れ替えれば、15枚を越えたサイドデッキが/
レッドカード。退場を言い渡そう。
「駄目なのですかー?」
駄目だよ。どうしてできると思ったのかな。
「どーしてできないと思ったのですかー?」
実際にできないからだよ。エクストラデッキに入れていいのは融合モンスターとシンクロモンスターだけだ。例外は認められない。
「せんせー! エクシーズモンスターも入れられるのですよー!」
オリジナルカードも使えないよ。
「ほんとーにあるのですよー!」
はいはい。それじゃあ、また次の機会にでも話を聞いてあげよう。
[また次の機会にでも懺悔を聞いてあげましょう]
……おや? あれ? ようやく出てきたのかな。
[では失礼]
ああ! 待った! 置いていかないでくれ!

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せんせーとわたしの感染掌握(その1)

(デッキに触れないデッキ破壊。無縁な場と手札は荒れ気味)『ウイルスカード』
「せんせー! 今回も一話限りの話なのですねー?」
そうだね。今回話すのは、かの社長が使ったとされる《死のデッキ破壊ウイルス》だよ。

「せんせー! これは禁止カードなのですよー!」
その通り。《死のデッキ破壊ウイルス》は、自分の弱小闇属性を生け贄にして相手の強力モンスターを全滅させるという、冷静に考えればありえない理不尽さを持ったカードだ。よって禁止指定を受けているね。
「場と手札を破壊した上に、相手のドローカードも潰しますからねー」
このカードを発動するタイミングは、基本的には相手ターンになるだろうね。そして《死のデッキ破壊ウイルス》は相手のエンドフェイズを三回迎えるまで、相手が引いたカードをすべてじろじろと見た上で攻撃力1500以上のモンスターは粉砕してしまうという、やはり理不尽な追加効果を持っている。
「高攻撃力モンスターが全滅すると、とても戦えないのですよー」
しかし高攻撃力モンスターしか狙えないから、相手の場に弱小モンスターしかいないうちは《死のデッキ破壊ウイルス》を使うべきじゃないかな。ただとりあえずで使ってしまうと、破壊されなかった弱小モンスター同士が結託してシンクロしてくる可能性があるからね。
「新しく場に出たカードには、ウイルスが効きませんからねー」
ということで、《死のデッキ破壊ウイルス》は相手の出方を窺って使うべきだ。しかし、実際には出方を窺って強力モンスターを狙い撃ちにしたところで、決していい結果には繋がらないけどね。
「そーなのですかー? 相手が強力モンスターを出したところで《死のデッキ破壊ウイルス》を使うのは、いー戦術だと思うのですけどー」
しかし、本当の実際で考えた場合、《死のデッキ破壊ウイルス》は禁止カードなんだから、使ったところで待っているのは相手のにこやかな糾弾だよ。禁止だと知らなかったのならそのデュエルやマッチ戦に負ける程度で許してもらえるだろうけど、知っていた場合はそのデュエルやマッチ戦に負けた上で許してもらえないだろうからね。
「それは大して変わりませんねー」
自覚があろうとなかろうと、大した違いはないからね。とにかく《死のデッキ破壊ウイルス》は使えない。使えないけど、それでもどうしてもデッキ破壊ウイルスを使いたいという場合は、別のカードを使うとしよう。
「すると、《魔のデッキ破壊ウイルス》あたりなのですかー?」
そのあたりだね。《魔のデッキ破壊ウイルス》は《死のデッキ破壊ウイルス》と違って攻撃力2000以上の闇属性モンスター、つまり十分に戦力として使える味方を犠牲にしないと使えない。だけど、その効果は絶大だ。
「こちらは攻撃力1500以下を破壊するのですねー」

《魔のデッキ破壊ウイルス》は、この特性上相手のドローフェイズあたりに発動してもいいかな。相手がスタンバイフェイズに自己再生するモンスターを使っている場合や、召喚権を無駄に使わせたい場合ならメインフェイズに使うのもありだけどね。攻撃力の高いモンスターがあとから攻撃力の低い厄介なモンスターに化けることはまずないから、《死のデッキ破壊ウイルス》ほどに発動タイミングを考える必要はない。とりあえず、相手がシンクロ召喚でもしそうな時に発動すれば、いい結果が得られるよ。
「しかし、相手の場の裏守備モンスターが怖い場合は、メインフェイズ前に使いたいですねー」
前回の話を引きずっているのかな。たしかに、スタンバイフェイズまでに発動しておくか、メインフェイズ以降に発動するかは考え物だけど、それ以上に考えるべきこともあるよ。
「攻撃力2000以上のモンスターをリリースすることですかー?」
その通り。《魔のデッキ破壊ウイルス》は高攻撃力モンスターを犠牲に発動して、低攻撃力モンスターを潰すカードだ。つまり、搦め手を絡め取るためだけの存在だね。だから押し負けている状況では使えず、ある程度優勢な状況で使うとしても、攻め手を失うから抵抗感を伴う。
「すると、どーいう状況で使うのですかー?」
まずは、自分が複数体の高攻撃力モンスターを出している時の駄目押しかな。これはわかりやすいね。次に考えられるのは、劣勢の場をより悪化させてでも、相手の加勢を潰しておきたい時かな。そのどちらでもなく、攻撃力2000以上の闇属性を何度でも自己再生できるデッキに組み込むという手もあるけどね。この場合、実質的にはコストを払わず発動できるから強力だ。
「せんせー。そんなデッキはどこにもないのですよー」
すでに話した【不死武士】デッキがあるよ。
「ふむー? そんなカードがありましたかねー?」
まさか、覚えていないと言うつもりかな。
「そーですねー。まったく知りませんねー」
…………。何だか、急に調子が下がったようだね。とりあえず話を勧めると、デッキ破壊ウイルスにはもう一種、モンスターではなく魔法か罠を破壊する《闇のデッキ破壊ウイルス》がある。

「せんせー! デッキ破壊ウイルスとは何なのですかー?」
その質問が本気だとしたら、とてもピンポイントレッスンは成り立たないね。
「ピンポイントレッスンなのですかー。なるほどー」
…………。新手のキャラぶれかな?
「キャラぶれですかー? せんせーなのですねー?」
ちょっと待った。きみはさっきからなにを話しているのかな。
「せんせー! せんせーがせんせーなのですよー!」
うわ。壊れた。
「オーバーレイ・ユニットはどこなのですかー?」
頭をぶつけたか、偽物のクリアマインドにでもなったようだね。構わずに話を勧めよう。
「レベル2の《ボルト・ヘッジホッグ》二体をオーバーレイ!」
《闇のデッキ破壊ウイルス》は、《死のデッキ破壊ウイルス》や《魔のデッキ破壊ウイルス》と違って魔法か罠のどちらかを選んで狙って破壊する。安全に攻め込みたい場合は罠を、相手の力を削ぎ落としたい場合は魔法を選ぶことになるかな。
「せんせー! せんせーを削ぎ落としてあげるのですよー!」
…………。ただし、これは魔法か罠かその場で好きじゃないほうを選べる代わりに、モンスターは倒せないというウイルスらしからぬ欠点もある。そしてもう一つ、生け贄は攻撃力2500の闇属性という、犠牲にしたくないステータスのものに限られてしまう。
「《G・コザッキー》を使えばいーのですよー!」
おっと。狂っているかと思えば、突如正解を言ってくれたね。その通り。もしもデッキ破壊ウイルスばかりを使おうと思えば、そのパートナーにいいのは攻撃力2500の下級モンスター《G・コザッキー》だ。もっとも/
「このカードを攻撃表示で出して、ダイレクトアタックなのですよー!」
待った。その場合はこのカードが自殺して自分にダイレクトダメージだよ。出す時は裏側で出して、できるだけ迅速にウイルスの媒体にしてしまおう。

「ははー。しかし攻撃力2500では、《死のデッキ破壊ウイルス》の生け贄には使えませんねー」
大丈夫かな……きみは生け贄をリリースと呼んでいたはずだよ。そして《死のデッキ破壊ウイルス》は禁止カードだ。
「破ってこそのルールなのですよー!」
頼むから、ルールとマナーだけは守ってくれないかな。でないと楽しいデュエルは訪れないよ。
「レベル4の《G・コザッキー》にレベル4の《G・コザッキー》をチューニング!」
おそろしいまでの壊れぶりだね。これは、ウイルスカードの話だからなのかな……?
「《G・コザッキー》を《魔のデッキ破壊ウイルス》の生け贄に使いつつ、《闇のデッキ破壊ウイルス》のリリースにも使うのですよー!」
待った。基本中の基本として、一つのカードを同時に複数のコストに使うことはできないよ。
「いーえ、できるのですよー!」
できると主張しても、できないことはできないよ。
「わたしのメインフェイズー! 優先権を放棄してシンクロ召喚するのですよー!」
メインフェイズにいきなり優先権を放棄すると、バトルフェイズかエンドフェイズに移るだけだよ。
「いーえ、シンクロ召喚するには必ず優先権を放棄しなければならないのですよー!」
それは勘違いだよ!
「チューニング! オーバーレイ! リリース! 生け贄! かっとビングなのですよー!」
誰か助けてくれ! ……そうだ! 『また次の機会に』!
「せんせー! 次の機会はないのですよー!」
どうして出てこないんだ! ええい、こうなれば……。
「レベル8の《スターダスト・ドラゴン》と《レッド・デーモンズ・ドラゴン》をオーバー/
この話はここで終わりだよ! また次の機会にね!
「せん/
終われ!
「せ/
終われ!
「/
終われ!
「 」
……よし。何とかなったか。
「 」
できれば、次の機会までには持ち直していてほしいね。
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