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  • 2012.03.30 Friday
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せんせーとわたしの友達の機皇帝

(たった一体の変形合体。正真正銘最強のレベル1モンスター)《機皇帝ワイゼル∞》
[『せんせー』。今回は《機皇帝ワイゼル∞》の話なのですが]
…………きみは?
[おや。まさか忘れたのですか? 唐突ですが、しかし『せんせー』ならば仕方ありませんね。わたしは『わたし』の友達という最強キャラクターですよ]
それはわかるけど、どうしてこんなところにいるのかな。
[失礼。記憶力のない『せんせー』には、何度も同じことを言わなければならないのでしたね。では言いますが、前回の《スカーレッド・ノヴァ・ドラゴン》……略して《レッド・ノヴァ》のときの成り行きで、『わたし』ではないこのわたしの出番が増えることになりました。よって、今回はわたしが『わたし』の立ち位置を奪ってこうして話の冒頭にいるわけです]
なるほど……全然納得できないな。
[しかし、何の罪もない『わたし』の立ち位置をただ奪うだけでは心苦しいものがあるので、さて、ここに丁度いい『せんせー』というキャラクターもいることですから、今回のわたしは『わたし』と『せんせー』の二人分の役柄を演じようと思います]
ちょっと待った。そんな必要はないよ。ぼくが教える側であるのは変わらないことだから、きみまでこちらにくることはない。
[いえ。教えるだなんて、わたしはそんな勘違いをしてはいませんよ]
しかし、現にぼくの立ち位置を奪うと言ったばかりだよ。
[『せんせー』に教えるつもりはありませんが、代わりに思い知らせてあげようというのが、今回のわたしの謙虚な心意気です]
……よくわからないけど、きみもきみで、キャラがぶれているみたいだね。
[いえ。ですから、わたしのキャラクター性が『何でもあり』である以上、かぶりさえしなければキャラがぶれたことにはならないのですよ]
何て便利な設定なんだろう……。
[それでは前回のデュエルでちょっとだけ姿を現した《機皇帝グランエル∞》もいることですし、今回の話は《機皇帝ワイゼル∞》のことですよ]

ちょっと待ってほしい。まさか、きみはぼくがいずれ語ろうとしていた機皇帝の話を……
[ええ。今ここで、『せんせー』の立場を奪って話し終えてしまおうかと]
何てことを!
[ご心配なく。わたしは《機皇帝スキエル∞》にだけは触れないつもりなので、そちらは『せんせー』があとでご自由に『わたし』へ解説するといいでしょう]
実質的に《機皇帝ワイゼル∞》の下位互換でしかない《機皇帝スキエル∞》を、この話のあとで取り上げる意義が感じられないな!
[『せんせー』。それは少し早計ではないでしょうか。総計ではありません。ワイゼルは闇属性でスキエルは風属性という両者の違いをわかっていないのですか?]
まるで、風属性には闇属性以上の利用価値があるかのような言いかただね……。
[ええ。まあ、言いかたがそうであるだけで、当然、闇属性ほどに利用価値のある属性なんて光属性くらいのものですけれどね。つまりスキエルは実質的云々ではなく、完全下位互換と言えるでしょう]
わかった。その辺りで話す必要のない話はやめよう。
[そうですか。まあ、弱い者がどれだけ弱いかという話をすると、共感から心を痛める弱者もいるようですし、そこで引き続いてスキエルの話ですが、そもそもこれは攻撃力からして話になりませんね]
さあ、《機皇帝ワイゼル∞》の話とは何なのかな!
[仕方がありませんね。では、まあ、今回はとりあえず、ワイゼルの効果を一つ一つ見て行くことにしましょう]
それはいいけど……『今回は』という言葉は見逃せないな。
[言葉を見逃したことがあるのですか。それは読み飛ばしただけなのでは?]
そういう話じゃないよ。それよりも、まさか、きみはこの先も出番を増やすと言いつつ『わたし』の立場を奪うつもりなのかな?
[いえ、まさか。仮にも友達設定ですから、こんなのは今回一度きりでしょうね。やがてこの話が未来編にでもならない限りは、わたしが『せんせー』を演じるのはこれが最初で最後となります]
きみがぼくを演じているとは思えないけどね。
[本当に演じてしまえばただのキャラかぶりですからね。まあ、今回のわたしはある程度手加減をして話しますが、さて、まずはワイゼルのテキスト一行目からですね]

『このカードは通常召喚できない』……いや、これは特別取り上げる必要のないステータスだよ。
[《機皇帝ワイゼル∞》は攻守共に2500、レベルは1、闇属性、さらに機械族と、最後はただの不安要素ですが、非常に恵まれたステータスですからね。一応は抑えておくべきでしょう]
そんなものかな……。これが通常召喚できればあっという間に遊戯王は終わってしまうから、やはり言う間でもないはずだと思うけどね。
[ちなみに、こういった召喚行為を制限する効果テキストは、俗に『召喚ルール効果』などと呼ばれる『効果分類のない効果』の一つですね]
……ちょっと待った。効果分類に関しては、以前の【ユニコン】のときにぼくが少し説明しているから、改めて取り上げる必要はないよ。
[『せんせー』はなにもわかっていないのでしょうけれど、効果分類を説明する場合において《機皇帝ワイゼル∞》ほどの適役はないのですよ]
そうかな……。たしかに、効果の多いカードではあるけどね。
[では、ここで言っておきましょう。《機皇帝ワイゼル∞》の効果は、モンスター効果と扱わないものを含め、全部で五つです。そしてこれらの効果は、すべて分類の違う効果なのですよ]
へえ……それは気が付かなかったな。
[通常召喚を縛るのは『召喚ルール効果』。特殊召喚するのは『誘発効果』。シンクロモンスターを吸収するのは『起動効果』。モンスターの攻撃を制限するのは『永続効果』。そして魔法を無効にするのは『誘発即時効果』というわけです]
なるほど。見事に、ばらばらに分かれているわけか。
[まあ、あとは『リバース効果』を持っていれば、ほぼ網羅と言えるでしょう。ここまで多量かつ別種の効果を持つモンスターは希少ですね。だからこそ、効果分類を説明しようとすれば本来このモンスターを取り上げるべきなのですけれど、そんなことにも気付かない『せんせー』がいたようなので、このようにわたしが時間を割いて説明してあげているというわけです]
きみのキャラクターは、読めてきたと思ったときには読めなくなるようだね。
[なるほど。説明される側に回った『せんせー』はまともな返答もできなくなるのですね。可哀想なので説明を続けてあげましょう。ワイゼル第二の効果は、自分の場のモンスターが効果により破壊され墓地に送られた時に、手札から特殊召喚する『誘発効果』ですね。ちなみにこの効果はチェーンブロックを作るので、《マインドクラッシュ》で叩き落される可能性があります。まあ、仕方のないことでしょう]

……なるほど。たしかに、ぼくには話すことがないな。
[機皇帝はこの『自分のモンスターが効果によって破壊され〜』という条件でしか出せないモンスターとも言えるのですが、しかし適当に攻撃力の高いモンスターでも出してやれば相手が効果で除去するのは当然の流れですから、これはさしずめ擬似蘇生能力といったところでしょうか。蘇生効果ではなく、蘇生『能力』です。大抵のデッキになら、考え無しに入れても機能してくれることでしょう]
……話すことがない。どうぞ。
[機皇帝は出しやすいモンスターだと言えますが、だからといって考え無しに三枚フル投入は、さすがにし難いところがありますね。それはそうと、三つ目の効果、これがもっとも機皇帝にとって象徴的な、しかしワイゼル単体で見ると割と地味な効果ですね。相手の場に存在するシンクロモンスター一体を対象に取り、装備カードとした挙句攻撃力を頂こうという除去効果です。分類は『起動効果』。攻撃力の上昇も『起動効果』の一部です。この効果、強力と言えばたしかにそうなのですが、相手ターンでこのカードを出せば大抵は奪うべきシンクロモンスターに殴り倒されますし、自分のターンで出すことは比較的少ないという意味で、結局は当てにできない効果です。強いことには間違いないのですけどね]
そうだね。
[四つ目の効果は、自身以外の味方モンスターの攻撃を抑制する効果です。折角レベル1、攻撃力2500という《ジャンク・ウォリアー》と相性のよさそうなステータスにも関わらず、これではうまく噛み合いませんね。まあ、単体で十分強いので、そこまで悪い効果でもありませんけれど。効果分類はもちろん、『存在する限り』なのですから『永続効果』です]

へえ。
[五つ目にして最後の効果、これが《機皇帝ワイゼル∞》を最強の機皇帝と、本来そんな設定はなかったのに、最強だと呼ばせる要因です。一ターンに一度、それが自分ターンでも相手ターンでも、相手が発動した魔法を任意に無効化できる効果です。とはいえこれが『永続効果』などという馬鹿げた話はありませんから、この分類は普通に『誘発即時効果』ですね。任意にチェーンできるモンスター効果となれば、これ以外の分類はないでしょう。つまりワイゼルを出された側にしてみれば、このカードを普通に殴り倒せない限りは必ずアドバンテージを失うわけです。ただし出す側にしてみれば、そもそも特殊召喚するタイミングを基本的には相手に頼るのですから、うまく戦術に織り込めずにやきもきすることもあるでしょう。まあ、わたしならさっさと自分の効果で自分のモンスターを破壊して特殊召喚するのですけれど。おすすめにして単純なコンボは《ブラック・ローズ・ドラゴン》のシンクロ召喚成功時の破壊効果でしょうか。場を完全に空けながら攻守2500にして魔法を一度無効にできるモンスター登場、となれば、まあ、そこそこのプレイングですからね]

それはいいね。
[以上で、ざっとワイゼルに関する説明は終わりですね。このように、脇道に逸れなければごく普通に説明できるのですが、しかしこれでは味気がありませんね]
その通りだね。
[なぜかはわかりませんが、『せんせー』からも意思という意思が欠けてきているようですし、では、次回は立場を入れ替えて話すことにしましょうか]
言っている意味がわからないな。
[ですから、次はわたしが聞き手に回るので、『せんせー』はどうぞ『せんせー』らしく、わたしにどこかから聞きかじった話をしてくれればいいのです]
それはやめておこう。やる前から、どうなるかが見えているからね。
[それでは、また次の機会に]
おや? まだ話は終わってないんだけど……。
[また次の機会に]
無理矢理終わらせてしまったね。
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