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  • 2012.03.30 Friday
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せんせーとわたしは『コストを払う』

(賢くもなれない、遊戯王用語の広場)【コストを払う】
「せんせーっ。『コスト』って何ですかー?」
『コスト』というのは、カードやカードの効果を発動するのに必要な手続きだよ。
「分かりやすく説明してくださいー」
 そうだね。例えば、きみがぼくに恋をしたとしよう
「せんせー。せめて親愛の情くらいにしてくださいよー」
 分かった。親愛の情を抱いた。そこで、きみはぼくと仲良くしたいと思ったとしよう。
「せんせーはジャイアンのよーな人ですからねー。スネ夫のわたしとしては味方にほしいですねー」
 うん。でも、ジャイアンは自分勝手で強いけど、傲慢だから一筋縄ではいかないよ。
「貢物を寄越せと言うのですかー? それなら、わたしはラジコンと漫画本を貢ぐことにしますよー。きっとジャイアンはこっちにつきますよー」
 そう。それが『コスト』なのさ。
「はい? どれが? ジャイアンが?」
 だから、今のラジコンや漫画本がさ。
「ジャイアンに差し出す玩具と、カードの『コスト』が同じなのですかー?」
 そう。強力なカード効果を使うときに代償として差し出すもの。それが『コスト』だ。『コスト』はカードの『発動』をするときに必要となるんだよ。
「それは最初に聞きましたよー」
 具体的には、『○○して発動する』とテキストに書かれていれば、それがコストだ。生け贄召喚を知っているなら、その『生け贄』と『コスト』は同じだと思ってくれていい。
「せんせー。いまどきは『生け贄』なんて言いませんよー。『リリース』という用語に変わっているのですよー」
 ……そうなのかい? じゃあ、生け贄召喚はリリース召喚と呼ぶのか。知らなかった。時代は変わったなあ。
「いーえ。生け贄召喚は『アドバンス召喚』ですよー。せんせー、知らないのですかー?」
 ……アドバンス召喚? リリース? ……何のことかな?
「せんせー。現実逃避はやめましょうよー。つまり『アドバンス召喚』の『リリース』と『コスト』は同じようなものなのですねー?」
 ……ああ。ええと、『生け贄召喚』の『生け贄』と『コスト』は同じなんだけど……アドバンス? ええと、リリースがアドバンス?
「せんせー、遊戯王、もうやってないのでしたっけー?」
 そうか……。最近見知らぬ用語が増えたと思ったら、用語の名前が変わっていたのか……。
「もう古老ですねー。ところで、『コスト』は強力なカード効果の代償なのですよねー? すると、デッキのカードを『コスト』が必要なものばかりにすれば、強力なカードばかりで簡単に勝てるのではないですかー?」
 いや、そう都合よくも行かないんだよ、これが。
「……『アドバンス召喚』。『リリース』。『エクストラデッキ』……」
 ぐうっ!? な、何だエクストラデッキとは……。
「せんせーは新用語が弱点なのですねー。エクストラデッキは、融合デッキの新名ですよー」
 ……なんでも英語に置き換えればいいと思っているんだろうか。こなみんは何を考えているんだ?
「海外の人とデュエルするときのためではないですかー?」
 ……なるほど。だったら、召喚や特殊召喚も英語化すればいいよね。
「召喚はサモンで特殊召喚はスペシャルサモンでしょー? それくらい分かりますよー」
 ……もちろん、そうだったね。
「しかし、どーして『コスト』を必要なカードだけでは勝てないのですかー?」
『コスト』というのは、つまりリスクなんだ。たとえば、さっきのジャイアンの例えみたいに問題点がある。
「何がですかー? スネ夫はいっぱい玩具がありますから、ジャイアンに二つ三つ貸しても大丈夫ですよー」
 問題その一。玩具を渡したからって、それでジャイアンは絶対味方になってくれるかい?
「物を渡したその日に限れば、ジャイアンとスネ夫は心の友ですよー」
 それはどうかな。スネ夫くんがジャイアンにどんなものを渡したところで、心の友になれないときがあるだろう?
「……ドラえもんとのび太くんがジャイアンにちょっかい出したとき、とかですかー?」
 そう。いくら物を差し出しても、他から妨害を受ければ思ったとおりの結果にはならないかもしれない。遊戯王の『コスト』でもそれは同じさ。
「のび太くんを悪者扱いしても、あまり分かりませんよー。『コスト』が必要なカードの例を出してくださいよー」

 そうだね。たとえばこの《マジック・ジャマー》がそうだけど、それは置いておこう。有名どころを挙げると、狂戦士の魂――バーサーカー・ソウルなんてカードがあるよね。
「実際のカードには無いですよー? どんなものかは知ってますけどー。『直接攻撃を行った攻撃力1500以下のモンスター1体を選択し、手札を全て捨てて発動する。自分のデッキからカードを1枚ドローして、お互いに確認しモンスターカードだった場合、そのカードを墓地へ送り相手ライフに選択したモンスターの攻撃力分のダメージを与える。モンスター以外のカードをドローするまでこの効果を繰り返す』ですよねー?」
 妙に説明的だね……。その通りなんだけど、その第三者を意識した態度は釈然としないな。
「それよりも、バーサーカー・ソウルと『コスト』にはどんな関連があるのですかー?」
 ポイントはさっき言ったこと。『手札を全て捨てて発動する』だ。『○○して発動』というのは『コスト』だから、このカードの『コスト』は『手札を全て捨てる』ことになる。
「ははー。道理でインチキ効果なはずですねー。『コスト』があるから強いカードなのですねー」
 あのカードがインチキ効果というのは同感だよ。ところで、『コスト』というのは普通、こちらが何かしらの損害を被るものばかりなんだ。ライフポイントを払うとか手札を捨てるとか場のカードを墓地に送るとかね。そういった損をするからこそ、強い効果が得られるんだけど。
「……んー。せんせー、気になったのですけどー。『コスト』をどうにもできない場合は、どうするのですかー?」
 ……言いたいことはそれとなく分かるんだけど、もう少し伝わりやすく言い直してくれないか。
「えーとですねー。バーサーカー・ソウルを発動するときに捨てる手札が無かったら、何も捨てないままでも発動できるのですかー?」
 うん、重要なことだね。『○○して発動』ということは、○○しなければ発動できないということなんだ。
「では、くだんの遊戯さんが『ドロー! モンス……じゃない、二枚目のバーサーカー・ソウル!』となっていたら、どうなっていたのですかー?」
 捨てるべき手札は一枚目のバーサーカー・ソウルで失っているね。『コスト』を払わずに発動することはできない。だから、そのバーサーカー・ソウルを手札にかかえて普通に負けていたのかな。
「啖呵を切っただけに恥ずかしいですねー。切ないですねー。手札がバーサーカー・ソウル一枚だけでは、せっかく強いのに発動できない紙切れになるのですねー」
 そう。それが『コスト』を必要とするカードの弱点でもある。
「当然と言えば当然ですけどー、ドラえもんで言いますと、ジャイアンが何の理由もなく優しくするなんてありえませんからねー。貢物が必須ですよー」
 ……いや、それは違う。彼にもたまになら気まぐれはあるよ。意味もなく機嫌のいい日がある。ジャイアンだって人間だ。
「ジャイアンなんてただの絵ですよー?」
 なに!? …………。ぼくときみには分かり合えない領域があるようだ。話を戻そうか。
「ドラえもんが好きなのですねー」
 ……『コスト』を必要とするカードは、いつでも発動できるとは限らない。さらに、もう一つ問題がある。
「バーサーカー・ソウルで言いますと、発動した後は手札がゼロということですかー? 最近ではメリットですらありますけどー」
 ……そうなのかい? 手札がゼロなんて、遊戯王では勝ちか負けの見えてきた状況だと思うけど……時代は変わるなあ……。
「せんせーは変われないのですねー」
 う。いいよ、ぼくはシンクロ召喚のシステムにも馴染めないんだから。
「シンクロ召喚を知っていて『アドバンス召喚』を知らないなんて、ブルーアイズを知っていてブラック・マジシャンを知らないようなものですよー」
 そうなのかい? でも、実際にそういう状況はありえなくないと思うよ。
「シンクロ召喚を知っていてエクストラデッキを知らないなんて、ブルーアイズを知っていてホワイトドラゴンを知らないようなものですよー」
 ……それは、知っているんじゃなくて、ブルーアイズって言葉を聞いたことがあるだけじゃないかな?
「そうでもないですよー」
 また脱線したね。話を戻そう。『コスト』にはもう一つ問題があるということだったね。
「問題なんて、一つあれば十分ですよー」
 まあまあ。強いカードの多くは『コスト』を要求するんだ。問題を乗り越えて初めて使えるカードがある。
「……話の腰を折りそうなのですけどー。実はここまで聞いていれば、せんせーの言いたいことはなんとなく分かるのですよー」
 お、本当かい?
「『コスト』と『アドバンス召喚』の『リリース』は同じなのでしょー? 先生風に言うなら『コスト』と『生け贄召喚』の『生け贄』が同じなのですけどー」
 うん。同じようなものだね。
「でしたら、『コスト』のもう一つの問題は分かりますよー。取り返しがつかないということでしょー? 『アドバンス召喚』を無効にされても『リリース』したモンスターは帰ってきませんからねー」
 ……その通りだよ。若干わざとらしいけど、そういうことだね。払った『コスト』は返ってこない。ジャイアンで言うと、彼に玩具を渡したところで、ドラえもんが妨害したらすべておじゃんになるだろう? そして渡した玩具は返ってこない。
「せんせーは、ドラえもんが好きなくせにドラえもんを悪者扱いするのですねー」
 好きだから冷たく当たれるんだよ。話が長くなったから、少しまとめてみようか。
「『コスト』の問題点ですかー?」
 一つ目、『コスト』には払えないときがある。二つ目、払った『コスト』は効果が無効にされても戻ってこない。
「効果を無効と言ったところで、発動するに至るまでの経緯までは無効化できませんからねー」
 あ、そうか。努力と結果という例で説明すれば、この説明はもっと分かりやすかったかもしれない。
「努力が確実に望んだ結果へ繋がるはずはないではないですかー。カードみたく必要な犠牲も明記されませんしー。現実味がないと説得力がなくなりますよー」
 ……きみは時々酷いことを言うね。
「いやー、それほどでもありえへへ」
 照れなくていいんだよ。褒めてないんだから。
「ところで、せんせー」
 なんだい?
「ここで本当に言いたかったのは、『コスト』が払えないと神カードが紙札になることや、『コスト』を払っても無効化されればくたびれ儲けということではないのですよねー?」
 ……もう締めに入ろうと言うのかい?
「本当に言いたかったのは、まったく別のことでしょー?」
 そうだね。それじゃあ、最後に本題を片付けようか。
「では、どうぞー。もう大体分かってますけど、知らないふりをしてますよー」
 そういうのは台詞外で密かに思っててほしいんだけどなあ。……あー、おほん。では。
「せんせー! 『コスト』を払っても、効果が無効化されたら骨折り損なのですよねー?」
 いや、そうとも限らないさ!
「キリッ!」
 いいかい? 時には『コスト』が重要になることもあるんだ!
「だ、代償こそが本命ということなのですかー? それは一体っ!?」
 ふふ。ここで、さっきの《マジック・ジャマー》と残り二枚の画像を見てほしい。
「……えー? だいぶ画面スクロールしたので、戻るのが面倒なのですけどー」
 スクロール? 何をスクロールしていたんだい?
「いーえ! こっちのお話ってやつですよー」
残り二枚は《溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム》と《トラップ・イーター》だよ。

「せんせー! 言われた通りに三枚の画像を見ましたー!」
 そうか、ありがとう。ところで、三枚の画像には共通した要素があるんだけど、何か分かったかな?
「全部、遊戯王のカードですねー!」
 そう、三枚のカードは全部『コスト』を必要とするカードなんだ。
「ええええっ! ……え、ええー、そうでしたねー!」
 ただし、この中でまともな『コスト』を必要とするのは《マジック・ジャマー》一枚だけだよ。残りの二枚はイレギュラーなんだ。
「どーしてそんな例外さんを呼び寄せるのですかー?」
 まあまあ。ところで、何か思うところはないかい?
「はい、せんせー、質問ですよー!」
 はい、どうぞ!
「えーと、『コスト』は『○○して発動する』と書いている場合だけではないのですかー?」
 それは違うよ。ややこしいんだけどね。『○○して発動する』と書いていれば『コスト』だけど、そう書いていなくても『コスト』に含まれる場合がある。
「『コスト』かどうかを見分ける方法はありますかー?」
 いや、『○○して発動する』と書かれている場合以外では『これはどう見てもコスト!』と言えるものはないね。
「……えー」
 カード一つ一つをインターネットで調べるか、こなみんの遊戯王サポート係に電話で訊けば分かることだよ。
「…………」
 遊戯王だもの。
「……せんせー。続きをどうぞー」
 もういいのかい? それじゃあ、続きだ。イレギュラーな『コスト』を払うモンスターが二体いたね。《マジック・ジャマー》以外のアイツラだ。
「炎のやつとゲテモノですよねー」
 ラヴァちゃんと可愛いあの子だね。
「……せんせー、どうぞー」
 ラヴァちゃんは相手モンスター二体を代償に相手の場へ登場する。可愛い罠食らいは相手の表側罠を食って飛んでくる。
「……なんだか、『コスト』『代償』と言う割に、相手ばかり損していないですかー?」
 ラヴァちゃんは自分にも相手にも脅威になりうるから、相手ばかりかは状況次第さ。でも、罠食らいは確実に相手ばかり損しているね。
「相手の罠を食べて登場できるのですよねー。システム的に永続罠しか食べられませんけどー、相手のカードを『代償』と言い張るのは変ですよー」
 そういうカードだと割り切るしかないんだけどね。それでももちろん、相手にとって不利益極まりないコイツラはイレギュラー中のイレギュラーなんだけど。……さて、これでぼくの言いたいことは分かったかな?
「……読者は分からないタイミングでの質問でなんですけど、分かりましたー。『コスト』を払うことにこそ価値のあるカードも存在するということですねー? 無効化されても全てがパーには限らないと」
 そうだね。読者という言葉が何を暗示するのかは分からなかったけど。……繰り返しになるけど、コイツラ二体は本当にイレギュラーな存在だ。それでも、他にも発動『コスト』を払うことに意義のあるカードは多いんだよ。
「自分のカードやライフポイントを『コスト』にしたい場合もあるということですかー?」
 大いにあるね。
「ということは、ここで本題なのですかー?」
 まだ早いけど、とりあえず再びまとめよう。効果自体より『コスト』を払う目的で効果を発動することもありうる。無駄払いでも骨折り損でもなく、払うことで優位に立てる代償もあるんだよ。
「なるほどー。《マジック・ジャマー》の『手札を一枚捨てて発動』も、最近では利益になりますねー!」
 ……それは、やっぱりぼくには理解しがたいんだけどな。手札を捨てたければ《手札抹殺》で新たにドローするほうがよくないかい?
「ハンドレスなのですよー! 手札がゼロのとき効果発動です!」
 ……まあ、いいけど。ところで、『コスト』には最大の特長があるんだ。
「それは今言ったところですよー? 払う代償が勝利に繋がるというのは分かりましたー」
 いや、それとは別の特長だよ。もっとも、おまけみたいなものだけどね。……『コスト』を払うというのは、遊戯王のあらゆる行動の中で唯一妨害を受けないんだ。
「分かりづらいですよー?」
 ドローを封じられることはあるし、召喚を無効にされることもある。魔法や罠の発動だって無効化されるし、戦闘しようとして攻撃宣言すらさせてもらえない状況もある。だけど、『コスト』を支払う行為は無効化されない。
「……発動や召喚が無効化されても『コスト』は返ってこない、ですよねー」
 そうだよ。だから、ラヴァちゃんで相手モンスター二体を飲み込もうとか、罠食らいに罠を食わせようとかしたら、もうその行動は誰にも止められない。たとえラヴァちゃんや罠食らいが出てきたことを『無効化』されても、出てきた経緯は無効化されない。
「せんせー。わたしの言ったことの繰り返しになってますよー」
『コスト』を払う行為自体は無効化されない。どうだい? 何か悪用できそうだろう?
「……そうですねー。……あ、せんせー。話の終わりに、気になってたことを一つ」
 難題?
「いーえ、そんな難しいことではなくてですねー。せんせーってどうしてエクストラデッキを知らずにシンクロ召喚を知っているのですかー?」
 ぼくは遊戯王では携帯ゲーム派なんだよ。
「ゲームならむしろ、カードにある『融合デッキ』の表記が全部『エクストラデッキ』に書き換えられているはずですよー? それを目にしないなんて、融合やシンクロをまったく使わないデッキなのですかー?」
『エクストラ』という文字は見たけど、そのときは意味が分からなかったね。今日ようやく分かったのさ。……ぼくのデッキ? あるよ。お気に入りデッキが。
「お約束ですから聞きますけど、どんなのですかー?」
 バーサーカー・ソウルデッキ。
「……」
 バーサーカー・ソウルと罠一枚以外はすべてモンスター。割と普通に強いし、サイコ・ショッカーで相手の罠を封じて十連続以上もドロー! モンスターカード! とかしてたなあ。
「……その、デッキに入った罠一枚って、なんなのでしょーか」
《バスター・モード》。《バスター・マーセナリ》がいれば引いてもデッキに戻せるからね。いや面白かった面白かった。
「せんせーは、邪道デッキが好きなのですねー……」
 ここは王道と言ってもいいんだけどね。
「卑劣です」
 ……かなあ?
「それでは、しばしごきげんよう」
 ……それは、誰に向けての挨拶なんだい?
「読者ですよー」
 それは変わった名前の人だね。

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